3.生命保険の3つの基本形
「生命保険が解らない」 「生命保険は難しい」 「自分が加入中の保険が理解できない」といった方が多いようですが、まずはこの「3つの基本形」をしっかりと覚えることから始めましょう。何も難しいことではありません。というよりも、生命保険は「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つの組み合わせだけで出来ているのです。これは基本中の基本ですから、忘れたらまた読み返してください。
※理解を深めるため具体的な数値を取り入れていますが、あくまでも参考値であることをご了承ください。
1.定期保険
まずは「定期保険」からです。名前に「定期」とついているので、「定期預金」を連想して、中にはお金の貯まる保険と勘違いしている方がいるようです。しかし残念ながらこの保険は一定期間を保障する「掛け捨て型」の保険です。また、貯蓄性がない分、保険料が安いのも特長の一つです。
▼定期保険

定期保険の特長
●保障期間:一定期間 ●貯蓄性:ない ●保険料:安い
定期保険は「一定期間の掛捨て保障」と覚えましょう。
●死亡保険金1,000万円とした場合の参考保険料
30歳男性・保険期間30年(60歳) [A社試算]
- 月額保険料:4,170円
- 保険料総額:1,501,200円
- 満期金および解約返戻金:なし
2.養老保険
養老保険は定期保険と同じように一定期間の保障ですが、満期を迎えると保険料総額よりも多い、もしくは保障額と同じ「満期金」が支給されますので、「貯蓄性のある保険」と言えます。
▼養老保険

養老保険の特長
●保障期間:一定期間 ●貯蓄性:高い ●保険料:高い
養老保険は「貯蓄+一定期間の保障」と覚えましょう。
●死亡保険金1,000万円とした場合の参考保険料
30歳男性・保険期間30年(60歳) [A社試算]
- 月額保険料:24,900円
- 保険料総額:8,964,000円
- 満期金:10,000,000円
3.終身保険
この保険は名前の通り一生涯の保障があります。また、貯蓄性もありますから、将来解約してお金に換えることもできますし、保障を続けることもできます。保障を続ける場合は解約返戻金(解約すると戻ってくるお金)も増えていきますから、大変使い勝手の良い保険と言えるでしょう。ただし、解約してお金を受け取ると、「保障」もなくなりますから、解約の際は十分に検討することが大切です。
▼終身保険

終身保険の特長
●保障期間:一生涯 ●貯蓄性:あり ●保険料:やや高め
終身保険は「貯蓄+一生涯の保障」と覚えましょう。
●死亡保険金1,000万円とした場合の参考保険料
30歳男性・保険期間(終身)・保険料払込期間60歳 [A社試算]
- 月額保険料:19,570円
- 保険料総額:7,045,200円
- 60歳時点での解約返戻金:7,243,680円
「生命保険3つの基本形」のまとめ
3つの基本形はご理解いただけたでしょうか?生命保険の形はこの3つしかないのです。つまり生命保険は、この「定期保険」「養老保険」「終身保険」が組み合わさって出来ているのです。たとえば「定期保険」+「終身保険」なら、「定期保険特約付終身保険」というように、ほとんどが組み合わせとなっています。
生命保険の3つの基本のイメージ図をしっかり覚えてください。また、覚える方法として、この基本形を以下のように「住む家」に例えても解りやすいです。
- 定期保険⇒借家またはアパート(何年住んでも自分のものにはならない)
- 養老保険⇒将来売ることが決まっている持ち家(数年後に区画整理等で家を売ることが決まっている)
- 終身保険⇒持ち家(ずっと住むことも出来るし、売却することも出来る)
いずれにしても、あなたの覚えやすい方法で理解してください。ところで、あなたは上の家のイメージではどの家に住みたいでしょうか?
では次は「生命保険の現状」をお話します。
⇒4.生命保険の現状へ続く
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